はじめて耳にする人が多いと思いますが、からだのしくみを自分で理解したり、感覚として捉えることによって、常により良い状態であろうとするためにできることの一つにロルフィングがあります。
皆さんは立つ、座る、歩くという毎日行う行為について、たまに指摘されたことはあるかもしれませんが、何が正しいかとか、それがからだにどう影響するのかを深く考えることはあまり無いでしょう。
ましてや日々感じるからだの不具合や痛みなどが、多くは自分の動きのパターンに原因があるなんて、思いませんよね?
お医者さんもあまり気にしてない、というか診ることができない観点からからだをチェックしていくので、はじめは(おやっ?)と思うかもしれませんが、自分のからだに意識が向かっていき、センターが整っていくうちに、だんだん世の中の常識とか、社会通念とかって結構曖昧なんだなって思えたりするのも面白いです。
それはさておき、何よりも多くの方が「痛み」に大して非常に我慢強いなあという印象があります。ロルフィングは痛みの解放を目指すものではありませんが、そこに至るまでのプロセスを、お互いがワークを通して発見していく作業なので、それが見つかっていくごとに体は知恵をつけていきます。知識は邪魔になることがあるけれど、知恵は荷物になりません。また、体験を通らないと真の理解に至ることもありません。ロルフィングはからだが覚えていくプロセスです。
「真実と虚偽を識別することを学べ。」 H・P・プラヴァツキー 『沈黙の声』より
自分の体をいつまでも人まかせにせずに、本来の在り方を探求していこうではありませんか。そういった考えをお持ちになられる方々に、最大限のお手伝いをしたいと心から思ってやみません。
過去の掲載誌から TOWER 不滅のNOBIC YOUTH(ブログ)